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読書と狂言

このところ読書に勤しんでいました。
玉岡かおるさんの「花になるらん」は高島屋創業者の妻がモデル。
幕末期から明治かけての京都の商人の才気がよく理解できました。
高島屋の創業家は飯田家で発展の影に常に伝統と創造を融合させています。
遷都により公家がいなくなり高級呉服の需要が減った京都で着手したことは。
外国人相手に販路を広げるために日本の伝統工芸を外国人向けに工夫。
神戸に出向き貿易への道を開き丸紅飯田の基礎づくり。
高島屋では美術関係に力を入れ日本画と伝統の織物や染物をコラボさせる。
中島京子の「長いお別れ」は認知症の父とその妻と三人の娘の話。
医学的な話は少ないが介護する側の心構えが良く分かります。
表題はアメリカで認知症患者の状態を言うことから付けたと思います。
長生きするのはいいけれど健康寿命を長くしたいものです。
昨日は高槻現代劇場で茂山一族の狂言を鑑賞しました。
「二人袴」「財宝」「靭猿」の演目で一族三代で伝統芸が継承されています。


by rmct | 2018-05-27 23:33 | 読書 | Comments(0)

  主な登場人物: R=飼い主♂、  M=同♀、 C=くりむ


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