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最悪の将軍

朝井まかてさんの「最悪の将軍」を読みました。
徳川5代将軍綱吉の話です。
将軍になる予定になかった綱吉が後継になるところから始まります。
大老酒井忠清を廃し将軍就任に功労のあった堀田正俊を重用します。
老中の合議制の政から将軍の権威を戻す政治を実行します。
政治は武断から文治へ力を入れる中であれこれと軋轢を生じます。
また地震や富士山噴火などの天変地異や大火、飢饉もあり悪い評判です。
鷹司家から輿入れした信子との恋愛物語のような仕立てで新鮮でした。
綱吉と言うと生類憐れみの令や赤穂浪士の事件を連想します。
昭和元禄と例えられるように太平だが乱れた世の中だったのか疑問です。
為政者は世の中が良くて当たり前、悪くなると・・・
今も同じように思いました。

JR嵯峨野線の保津峡駅です。
最悪の将軍_b0069604_21264180.jpg

by rmct | 2017-08-05 21:26 | 読書 | Comments(0)

  主な登場人物: R=飼い主♂、  M=同♀、 C=くりむ


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